top of page

ノーコードでWebサイトを構築できるツール。「Wix」の使用感と「STUDIO」との比較

  • 執筆者の写真: のろ
    のろ
  • 3月10日
  • 読了時間: 4分

更新日:3月13日

 

目次


はじめに

 

このサイトはWixで作成・運営していますが、実際に使っていると不便に感じる点も少なくありません。STUDIOを試したこともあり、最後の最後までどちらで個人ブログを始めるか悩んでいました。


そこで今回は、半年ほどWixを使ってみた感想をまとめてみたいと思います。感想だけでは物足りないかもしれないので、ChatGPTの新機能「Deep Research」を使って私の意見とどう違いが出るのか、あわせて検証してみました。




「Wix」の良い点

 

個人的に最も魅力的だと感じるのは、「非常にシンプルなエディタ画面の操作性」です。Microsoft PowerPointやCanvaに似ており、ドラッグ&ドロップと右クリックだけで基本的な操作が完結します。クセがないため、デジタルデバイスに慣れていれば操作に戸惑う人は少ないでしょう。


さらに、「あらゆる機能を網羅できる多機能性」もWixの大きな魅力です。CMS機能はもちろん、ECや予約システムなどまで構築できるプラグインがそろっています。WordPressにできることがどんどん近づいてきており、しかもノーコードで実現可能なので、ある意味WordPressより優秀かもしれません。


Wixの良い点



「Wix」の悪い点

 

「ドメインの管理」は、Wixを利用する上で最も大きな課題のひとつでしょう。

Wixで独自ドメインを使用する場合、2つの方法が用意されていますが、どちらの方法でもルートドメインをWixのサーバに向ける必要があります。そのため、サブドメインごとに異なるサーバを割り当てることは可能ですが、一定の制約があるため自由度は高くありません。また、Wixではサブドメインとして「www」の使用を推奨しており、それ以外のサブドメインを利用する場合の柔軟性は低めです。


デザインの自由度にも課題があります。

操作が簡単な反面、複雑なデザインを作成しにくいのが大きな要因でしょう。初心者のうちは問題ありませんが、「デザインにもこだわりたい」と思うようになると、コードを書かなければ細かい調整ができない場面が増えてきます。


特に、レスポンシブ対応のブレイクポイントが「PC」と「モバイル」の2種類のみで、タブレット画面を個別に編集できない点は大きな制約です。この点は非常に残念ですが、最近登場した「Wix Studio」に期待したいところです。


Wixの悪い点



「STUDIO」との比較

 

STUDIOは、ある程度HTMLやCSSの概念を理解していないとエディタの操作が難しい反面、デザインの自由度が高いのが特徴です。初心者には圧倒的にWixがおすすめですが、操作に慣れたり、HTMLの知識が身についたりすると、STUDIOの魅力をより一層実感できるでしょう。


また、フォントに関してもSTUDIOは非常に優秀です。モリサワやGoogleフォントなどを簡単に使用できるため、デザインの幅が大きく広がります。一方で、Wixはデフォルトのフォントのみだと選択肢が限られており、カスタマイズ性にやや制約があります。


マーケティングツールの連携やEC機能など、サイトにさまざまな機能を組み込みたい場合は、オールインワンで対応できるWixの方が優れています。ただし、Wixは多機能な分、ダッシュボードや設定画面の操作がやや複雑です。その点、STUDIOはシンプルで直感的な設計になっているため、設定画面の操作に慣れるまでの時間は短く済むはずです。




ChatGPT「Deep Research」による回答

 
個人ブログをノーコード開発ツールで構築したい。 最有力候補が「Wix」と「STUDIO」。 それぞれのメリット・デメリットを調べた上で、どちらが適切か教えて欲しい。

上記のようにお願いしたところ、5分で36件のソースから調査してくれました。

概ね、私の感想と大きな違いはありませんでした。ChatGPTは「Wix」と「STUDIO」に決定的な差はなく、以下のポイントを踏まえて用途に応じて選ぶのが良いとまとめています。


ChatGPT「Deep Research」による回答



さいごに

 

実際にWixを半年間使用してみて、改めてノーコード開発ツールの魅力を実感しました。何よりも簡単に、しかも迅速に理想に近いものを形にできるのが大きな利点です。特にキャンペーン用のLPを作成する際などは、コーディングするよりも圧倒的に効率的でしょう。


また、おまけで試したChatGPTの「Deep Research」。わずか5分足らずで、さまざまなソースから情報を集め、要点をまとめてくれました。半年間の実体験と比べても遜色ないクオリティだったのは驚異的です。今後、調査の手段として取り入れることで、より解像度の高い情報を得られるのではないかと感じました。

bottom of page